優れたフェムトセカンドレーザーとは?

フェムトセカンドレーザーは角膜の表面を薄くはがしてフラップ(蓋)を作成するためのレーザーです。フラップをはがし、エキシマレーザーで目の屈折異常を矯正した後、フラップを戻してレーシックは完了します。優れたフェムトセカンドレーザーのポイントは以下の通りです。

 

薄いフラップを作成できる

フェムトセカンドレーザーでフラップを作成した後はエキシマレーザーで角膜を削ります。そのため、角膜の厚さはできるだけ残しておきたいところです。優れたフェムトセカンドレーザーであれば、薄いフラップを作成することができるので、角膜の厚さも十分に残すことができます。

目への負担が少ない

フラップの作成でも角膜にレーザーを照射する訳ですから、目への負担ができるだけ少ないレーザーの方が優れていると言えます。1ショット当たりのパワーだけでなく、フラップ作成の際にどれくらいの負担が目にかかるのかも比べてみる必要があります。また、照射がきれいになされるのかどうかもポイントです。

フラップ作成に柔軟に対応できる

乱視の場合、エキシマレーザーの照射は正円ではなく、楕円になります。フラップも楕円にできた方が効率が高いです。このように正円だけでなく、楕円などのフラップも作ることのできるレーザーの方が優れていると言えます。

 

フェムトセカンドレーザーは、フラップの厚さや形状を柔軟に決められるもので、目に負担の少ないものを採用しているクリニックを選ぶことをおすすめします。あまり普及していない、性能が劣るレーザーをあたかも最新の安全なレーザーのように謳っているクリニックもあるようですが、鵜呑みにしないように自分でしっかりと比較して決めるようにしてください。

どのクリニックのフェムトセカンドレーザーが優れているの?

札幌で人気のクリニックでは使用するフェムトセカンドレーザーはふたつに絞られています。各クリニックで導入しているフェムトセカンドレーザーは以下の通りです。どちらのレーザーが優れているのでしょうか?

錦糸眼科
神戸神奈川アイクリニック
イントラレースiFS
品川近視クリニック ジーマー フェムトLDV

イントラレースiFSはフラップの厚さや大きさなど細かい単位で設定できるフェムトセカンドレーザーとなっています。切断面もきれいで目に負担をかけない使用になっています。これに対してフェムトLDVはフラップの厚さや大きさなどは3段階位から選ぶことしかできません。1スポットあたりのパワーも弱く、フラップ作成に多くのスポット照射が必要で、そのため、目の負担も大きくなり、切断面もきれいではありません。ドクターの細かい要望にまでこたえられるフェムトセカンドレーザーはイントラレースiFSになります。

イントラレースのフェムトセカンドレーザーは世界中の多くのクリニックでも導入されており、そのデータが蓄積されているという点も大きなアドバンテージになっています。どちらがいいかと言われたらイントラレースiFSと答えることになります。